ミニッツのレディセットには「Syncro KT-531P」というプロポが付属しています。
このプロポ自体は軽くてとても扱いやすいのですが、普段M17Sを使っている者(初心者)としては、どうしても質感やステアリング・スロットルの動作感が気になってしまいます。
調べてみると、レディセットのミニッツを付属のプロポ以外で動かすには、現在の選択肢は以下の通り。
2026年8月時点では上の5種類が手に入りやすいようです。
つまるところ「FLYSKY FS-RM005 モジュール」というアイテムを接続できるプロポが、レディセットのミニッツを動かせるということですね!
迷った時は、「一番高いのを買え」というのが信条なので、フタバさんのT10PXRを買ってみました。
T10PXR!
RCカーを再開する時に買ったプロポはフタバさんの「T4GRS」でした。
受信機もそのまま使えるのでT10PXRの選択は良かったかもしれません!

スタイリッシュな箱です。
オレンジ色が好きな私にはフタバさんのカラーはポイント高いです!
初心者なりにM17SとT10PXRを比べてみた
「レスポンスのサンワ、信頼性のフタバ」という例えをよく見ますが、サンワの「FH5/FH5U方式」、フタバの「F-4G」という通信システムは、人間の反射神経では知覚できない速度になっています。
これからRCカーを始める時、プロポを選択するのに一番大事なのは、どんなRCカーを走らせたいか?と、握った時の感触・見た目だと思います!
現在(2026年8月時点)、サーボについてはフタバさんが1/12や1/5対応のサーボもあって、バリエーションが多い印象がありますね。
まずは、外観を比較
どちらもステアリング・スロットルの位置や角度・付属パーツ等の調整・追加は行っておらず、箱出しの状態です。
変わった部分は、メーカ純正の液晶の保護フィルムを貼って、microSDカードを入れているだけになります。
サイズの計測については素人採寸ですので、実物とは違いがあることをご了承願います。
あくまで目安としてお考えください。
1枚目の写真はプロポの写真で一番よく見るステアリングを正面にした角度です。

高さはT10PXRの方がありますね。
M17Sは約18.9センチ。
T10PXRが約20.4センチでした。
T10PXRは、標準でストラップを付けられるフックが付いています。
2枚目はステアリングを右に。

この角度からだと、バッテリー部分の形状も含めT10PXRがシュッとして見えますね。
M17Sのグリップ部分のくびれも確認できます。
3枚目はステアリングの裏側からのショットです。

この角度で2機種を比べた写真はあまり見たことがないのでちょっぴり面白いですね。
上部はほぼ同じくらいの幅ですが、バッテリー搭載部分の長さは圧倒的にT10PXRの方が長いですね!
T10PXRは下部に4つほどスイッチがあり、マルチコネクターもあるのでその影響でしょうか?
M17Sの下部はかなりスッキリしています。
さてさて4枚目はステアリングを左にした角度です。

T10PXRの液晶部分の曲線がしっかり分かりますね。
昔の鏡面だったころの iPod Touch を彷彿とさせます。
M17Sはしっかり直線で構成された立体的な面になっています。
ステアリングホイールの厚みはM17Sの方がありますね。
M17Sは約20.3ミリ。
T10PXRは約17.1ミリです。
ホイールグリップはM17Sは柔らかめ。
T10PXRはグリップを縦に見た時に左右で硬さが違います(中心に接着剤の影響か、硬さのある芯のようなものを感じます)。
初期状態では外側が柔らかく、本体側が硬いです。
スロットルトリガーはM17Sはしっかりザラザラとした段になっていて、指の腹の滑りを止めてくれます。
T10PXRは滑らかな段差になっているので気づかない人もいるかも知れません。
5枚目は下からです。

T10PXRは裏側までカーボン調です。
M17Sはバッテリーカバーがネジで固定されているということもありめちゃくちゃガッチリしています。
6枚目は画面の方から見てみます。

やはり液晶は全面タッチパネルの分T10PXRが大きいですね。
タッチパネルはスマホのような静電式ではなく、ニンテンドーDSと同じ感圧式になります。
指の腹では反応しにくく、爪で押すとしっかり反応しますね。
M17Sはタッチパッドで操作するようになりますが、静電式で反応はバッチリです!
右にあるダイアルも併用できるので、素早く選択することが可能です!
保護フィルムも画面用とタッチパッド用の2枚セットになっています。
T10PXRはアンテナ(スイベルアンテナ)があり、どことなく猫耳みたいにも見えます。
これを45度、又は90度に回転させると、水平の時より電波の到達距離が伸びる場合があるみたいです。
重さの違い!
次は重さを比較します!

M17Sは約519.5グラム!

T10PXRは約523.4グラムです!
どちらも純正の液晶保護フィルムを貼ってmicroSDカードを入れているのみです。
T10PXRの方が重いのですが、握った時は重量バランスが良いのかT10PXRの方が軽く感じますね(個人の感想です)。
ここからミニッツ用モジュールやホイールポジション変更アダプター等を付けていくともう少し重くなりそうです。
グリップの幅は?
写真だけ見るとM17Sの方がガッチリしてて太そうですが、それぞれのグリップ幅を測ってみました。



M17Sは下の方の一番太いところで約51.9ミリ、トリガーガードの下で約42.8ミリ。
中間あたりの幅は約30.1ミリでした。
T10PXRはどうでしょうか…



T10PXRが下の方の一番太いところで約50.4ミリ、トリガーガードの下で約39.2ミリ。
中間あたりの幅は約30.5ミリでした。
グリップに関しては、付属している太さの違うラバーパーツ(グリップパッド)やオプション・グリップテープ等で変更できますが、標準状態で比べるとM17Sの方が太めで、T10PXRが細めでした。
個人的にはT10PXRの方がトリガーガード(スロットルトリガー下の出っ張り)に長さがあり(T10PXRならこの部分も変更可能!)、中指にしっかり荷重が掛かる感じがして握り心地が好みです。
ステアリングホイールの大きさは?
先ほどステアリングホイールの幅は測りましたが、標準の直径はどうでしょうか?

M17Sで約50ミリ。

T10PXRが約48.7ミリでした!
僅かな差ではありますが…
箱出しでプロポを構えた時にT10PXRの方が若干ステアリングホイールが小さいような気がしたので、M17Sに慣れている人が掴んでみると違いを感じるかもしれません。
M17S、T10PXRどちらも大きいサイズのステアリングホイールが付属しています。
バッテリー部分のサイズは?
バッテリー部分のサイズも測ってみました。
写真を見るとT10PXRの方が大きいですが…


M17Sは奥行き約72.7ミリ、幅約141.4ミリですね。
下に向かって斜め内側にすぼんでいるようなデザインなので一番長い部分で計測してみました。


T10PXRは奥行き約69.5ミリ、幅約152.4ミリです。
長細い形ですが、下部にもしっかり重量があるので立てても倒れやすいという感じはしないです。
充電方法はどう?
さて、ここからは充電方法に入っていきます。
どちらも購入時点でバッテリーが付属しているのはかなり良いですよね!
しかし、充電方法は大きく違います!
M17Sの充電方法
最近のスマートフォンと同じで「USB Type-C(付属はしていません)」ケーブルを接続して充電できます。
バッテリーも購入時点でプロポと接続されていて、すぐに充電を開始できます。
「LP1-2500」というバッテリーが付属し、種類はLi-Poになります。

USB Type-Cケーブルなら百均でも簡単に入手できるので、ケーブルを忘れてしまってもすぐに対応できるのが強みですね。
5V 1000mAh以上のUSB ACアダプタが指定されています。
急速充電には対応していないと思われますので、このあたりは注意しておいたほうが賢明です。
T10PXRの充電
こちらは専用の充電器(LBC-34D P)を使います。
アンテナの裏?にUSB Type-Cを接続する部分もあるんですが、ゲームコントローラーとして認識させるためのものであり、充電には対応していません。

付属のバッテリーは「FT2F1100B」というLiFeタイプのものになります。
購入時点ではバッテリーと本体のコネクターは外してあるので、はじめにバッテリーと本体を接続してから充電する必要があります!
LiFeバッテリーの充電は、送信機上部の com(コミュニケーション)ポート左の部分にあるLi-Fe充電ジャックに接続して充電します。
別売のLipoバッテリーを使う時は送信機下部にある専用の充電口からUSB Type-Cケーブルで充電できるようです。
……ん?
ちょっと間違いそうですね!
気を付けてください!T10PXRに付属のLiFeバッテリーはUSBケーブルでは充電できません!
T10PXRに付属のLiFeバッテリーを充電する時は送信機上部(ステアリング裏)のLi-Fe充電ジャックに専用の充電器を接続して充電します!!気を付けてください!!!
T10PXRを持って遠くのサーキットに行くときは、専用の充電器もお忘れなく!
ここまでで一通りの比較はできたかと思います。
しかし、プロポは精密機械です!
持ち運びの際には、しっかりとしたバッグやケースに入れて大切にしたい!
ということで、2社のバッグも比較してみました。
プロポを入れるバッグを比較
プロポとバッテリーなどを一緒に持ち運べるバッグを比べてみます。

どちらも「マルチバッグ(サンワさんはマルチバック Ⅱ)」というほぼ同じ商品名で、見た目も黒地に赤いアクセントのあるしっかりしたバッグです。
フタバさんの方が落ち着いた色味の赤になっています。
サンワさんは正方形に近く、サイズは320x260x150mm(外形寸法)となっています。
フタバさんは380 × 220 × 150 mmとなっていて縦長の印象(長辺にも取っ手・Dカンが付いているので横持ちもできます)。
お値段はサンワさんのマルチバック Ⅱが¥4,180(税込)。
フタバさんのマルチバッグは¥5,500です。
サンワ マルチバック Ⅱ
ここから実際にプロポを入れつつ比較していきます。
まずはサンワさんのマルチバック Ⅱ!

ショルダーストラップにはパッドが付いており、フック部分も回転するタイプになっていました。
外装の生地はツルツル系ではないやや温かみを感じるザラザラとしたタイプですね。

内装は外装と違いツヤツヤとしたサラサラ系の生地になっており、汚れなどはすぐに落ちそうです。
ベルクロテープが上下にあり、長い仕切りが2つ、短い仕切りが1つ付いています。

私はいつもこんな感じで収納しています。
左右にバッテリーと小型の充電器が収納できるほどのスペースはあります。
上の空いた部分にはハンドタオルぐらいなら詰められます。
向きを変えれば、送信機2台までなら入りそう?
フタバ マルチバッグ
お次はフタバさんのマルチバッグです。

こちらの外装は先程のフタバさんのマルチバック Ⅱに近いものを感じるツヤツヤした生地になっています。
横にプロポを並べてみると、さすが高さが38センチあり、めちゃくちゃ大きく見えますね。

バッグの内装はカメラバッグ等でよく使われているベルクロがくっつくふわふわ素材になっていました。
(同商品の他の写真では内装がオレンジ色だったりするので、最近のものは仕様変更したのかも?)
このあたりで価格差が出ているのかもしれませんね!
長さの違う長方形のクッション2つとアンテナを挟むクッション?が1つ付いています。

入れてみましたが……クッション位置はもう少し良い感じにできそうな気がします。
バッグの上部に10センチほどのスペースはあるので、送信機を上にするか下にするかで他に収納するものを選ぶと良さそうです。
完全な仕切りは無いので、何かしらケースに入れて収納するか、カメラ用のインナーバッグを使うのも良さそう!

長辺部分にも取っ手とDカンが付いていて横持ちも可能!
T10PXRを横向きにしても入ります。
外側にはB5サイズのノートがスッと入るポケットもあります。
どちらのバッグもクッション性があり、プロポをしっかり守ってくれそうな安心感があります!
2機種を比べてみてどうだったか
どちらも質感は最高でこのレベルの製品になると完全に使う人の好みになってくると思います。
握った感触や重量バランス、ステアリング・スロットルの動作感…あとはどんなジャンルのRCカーを走らせたいか?で選ぶと幸せになれると思います!
第一印象
箱から出して握った時の第一印象ってめちゃくちゃ大事だと思います!
私が感じた第一印象を簡単に書いてみます。
M17Sの第一印象
めちゃくちゃ剛性感・塊感がある!ズシッと重い感じ!でも疲れるような重さではない?
ステアリング・スロットルがスムーズでとても滑らか!
USB Type-Cで充電できるのはやっぱり便利!
T10PXRの第一印象
ボタン?スイッチ?が多い!どこを触ってもスイッチがある!これもスイッチ!?ここもスイッチ!!?
意外とスリムな感じがする!持ちやすい!構えやすい!M17Sより軽い!?
ステアリング・スロットルはしっかりしていてとても滑らか!M17Sより少し硬め?
カドが痛くない!
電源を入れると微かに「サー」とホワイトノイズが聞こえる。
充電器は…これかぁ…
まとめ
先にM17Sを購入したのですが、不満は一切ありませんでした(初心者の感想です)。
それくらい製品としての完成度は高いので、どちらを購入したとしても送信機本体に対しての不満はほとんど出ないと思います。
送信機が良いものだと、もしRCカーに不調があったときも、本人の操縦スキルや本体のセッティング・メカの不調が原因としてすぐに分かるので、その点はかなり良いと思いました。
送信機を理由にできない…
何より…RCカーを走らせていて楽しい!このあたりは自己満足の領域ですね!
操縦するための道具の質感が良いと、純粋にRCカーを走らせることに集中できてめちゃくちゃ楽しめます!
良い道具を使っているという満足感もかなりのもの…
個人の意見ではありますが、選ぶポイントとしてどんな風にRCカーを走らせて楽しみたいか?どんなRCカーを走らせたいか?で選択すると良いと思います!
M17Sがおすすめな人
「RCカーのレースに出る!ツーリング一筋!ドリフト一筋!GP一筋!ボタンは少ないほうがいい!充電器は持ち歩きたくない!安い受信機は必要無い!1つの受信機で2つのプロポをバインドしておきたい!モーションステアリングを使ってみたい!他社製のサーボやESCのコネクターを加工(爪を切る・削る、ハウジング・オープンバレル端子交換等)するのは気にならない!」そんな人はM17Sを…
※現在、ラインナップにあるサンワさんのレシーバー3種類は「Dual ID」対応です(RX-492i、RX-493i、RX-49T。送信機2台を予めバインドしておき、電源オンオフで切り替えられる機能です。2台の送信機で同時に操作できる機能ではないです)。
T10PXRがおすすめな人
「ツーリングでレースに出るのも楽しそう!でもミニッツも気になる!クローラーっていうので電飾とかにこだわるのも渋い!4CHじゃ足りない!他社製のサーボやESCのコネクターを加工せずそのまま使いたい!」と思う人は最初からT10PXRを選んでおけば、楽しいRCカーライフで後から困ることはほぼ無いと思います。
両方買ったほうがいい人
「まずは自分に合う最高のプロポを徹底的に使い倒してから決めたい!走らせるRCカーに合わせてプロポを使い分けたい(ミニッツはT10PXR、ツーリングはM17S)!日本のRC産業を応援したい!プロポが好き!」そう思う方は是非両方買ってみて毎日触ってほしいと思います!
ミニッツのレディセットを走らせるために、今回T10PXRを入手してみましたが、先にT10PXRを買っていればM17Sは買わなかったかもしれません。
きっと…「M17Sも使ってみたいなぁ」と私は思うはずです…
逆に、M17Sでもミニッツのレディセットが走らせられたら、T10PXRは買わなかったかもです。
それでも…私の場合、「T10PXRはどんな感じかなぁ?」と思うのでしょう…
きっと私はRCカーの中でもプロポが好きなタイプの人間なのかもしれません。
さいごに…ミニッツモジュール付けてみました
T10PXRでレディセットのミニッツを走らせるためには、2つのアイテムが必要になります。

YouTubeの紹介動画が分かりやすいので、先に見ておくと安心ですね。
これがモジュールアダプターになります。

取り付けるには、まず本体のカバーをパカっと外します。

パカっと……基盤が………赤い!?
さすが「R」を冠するだけはありますね!製品特徴の記載通り、プリント基板が赤色!
ここの基盤までしっかり赤いです(内部の基盤はまだ見たことありません…)!

アダプターのコネクターと、送信機本体のコネクターをカチッと接続します。
軽い手応えがありました。
接続できたら配線をはさまないようにテープ(7mm位)で配線を固定しつつアダプターを固定します。

パチンと音がしてアダプターが閉まりました。

モジュールを差し込んで完成!
少しモジュールの先が出っ張るのが気になりますがミニッツとリンクしてみます!
まず送信機側で「セットアップメニュー」→「受信機設定」と進み、システムで「MINI-Z」を選択、出てきたMINI-Zシステムの中から「MINI-Z FHSS」を選択し、「リンク」を押します。

カウントダウンが始まるので、ミニッツシャシーの中央(ダンパーの左側)にあるバインドボタン(フタバ製プロポに付属しているミニドライバーが指し示す部分(T10PXRには付いてなかった…))を押しながらミニッツのスイッチをオン!
点滅が変わったらリンク完了です!

T10PXRでミニッツを走らせてみて
早速掃除したフローリングで走らせてみました。

………
あれ?電池新品だったかな?
そう思ってしまいました。
…正直…ここまで変わるとは思っていませんでした!
結構走らせていた後の安いアルカリ電池そのままだったので、やんわり動くくらいかな?と思ったのですが、スロットルを動かした瞬間飛び出しました。
ステアリングの反応速度も変わりすぎて、今までめちゃくちゃよく出来たトイラジコンくらいだったものが、一気におもちゃじゃなくなった感じです。
これが…本当のミニッツ!?
なにより…操縦がとても楽になりました!
いつもは8の字とスラロームの練習をひたすらしているのですが、今まで安定して走れていなかったコースをちゃんと狙った通りのラインで走れるようになってしまいました!
初心者の私からするとほぼチート級です!
これが良いプロポを使うと「走らせるのが楽になる」と言われる所以かと思いました!
今まで、レディセットのミニッツに「まぁまぁ走るけど…そこまで楽しくは…」や「小さいし、こんなものなのかなぁ…?」といった感想をお持ちの方は、是非良いプロポを使ってみてください!
走りが…劇的に変わります!
コメント