【手帳やノートの文字が】手汗に悩む人に贈る油性ボールペンのすすめ【手汗で滲む】

油性ボールペン 文房具
この記事は約11分で読めます。

はじめに

小さい頃より手汗に悩んでいました。

最近よく目にする「ゲルインクボールペン」。
私もいくつか買ってみたのですが、頻繁に手汗で滲むことが…
手帳で過去の振り返りをする時など、ページを捲っている時に掠れるときもあるのです。
インクの発色もよく、書き味もなめらかで大変良いのですが手汗には勝てませんでした。。

やはり私には油性ボールペンが一番合っていました!

今回は私が使ってきた中で特にオススメできる油性ボールペンを紹介します。

今回紹介する油性ボールペン

・ペリカン K800
・カランダッシュ 849
・LAMY 2000 L401(アクロインキ)
・PILOT 4+1ウッド
・ジェットストリーム ラバーボディ
・三菱鉛筆 SA-S
・三菱鉛筆 ニューライナー SN-80
・TRC ブラスボールペン

紹介するにあたって

ボールペンを使う上で気になる次の情報も記載しています。
・重量
・軸系
・収納時長さ
・筆記時長さ
・芯の太さ
・個人的な書き味の感想

※実際に筆記した写真は後ほどアップします。

重量の計測ではデジタルスケール、長さの計測にはデジタルノギスを使用しています。

デジタルスケール

素人の計測であり、ペンの個体差やメーカーの仕様変更、インクの使用状況により重量や長さの違いがあることを了承願います。
軸系は突起部(クリップ等)を含まない一番太い軸部分(中央付近やグリップ部)の計測です。
写真には比較のために2021年9月21日に発売となった個人的に2021年ナンバーワンヒットのゲルインクボールペン「uni-ball one F」の「消炭」を後ろに置いています。

※「uni-ball one F」には本当に衝撃を受けました…

筆記時の紙など

実際に紙に書いた感想を記載するため次の用紙を用意しました。

・コクヨ コピー用紙 A4 白色度80% 紙厚0.09mm
・ダヴィンチ リフィル 徳用ノート 横罫(トモエリバー 52g/m²)

どちらもオフィスや手帳でよく使われているものですね。

A4用紙では下敷きは使わず、デスクの上で書いています。
手帳用のリフィルはパンフレットの上で書きました。

ペリカン K800

pelikanK800

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
26.70 12.6 138.9/142.2 F

万年筆で有名なペリカン社のボールペンです。
十数年前に軸の色とデザインに一目惚れして購入。今では外に持ち出すことは無くなりましたが、デスクで大切に使っています。
主に提出する必要がある書類や手帳に記入する時に使用。
このボールペンを持つと何だかテンションが上りますね。

感想

程よい重さがあり筆圧が弱めでも軽い力で文字を書くことができます。
インクは若干ヌルっとした粘度高めの印象。
ジェットストリームやアクロインキと比べると文字色は薄めです。
筆圧を強くすると若干濃くはなります。
グリップ部分は先端に行くにつれて細くなっており、先の方を握るとかなり細く感じます

カランダッシュ 849

Caran d'Ache 849

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
15.40 8.2 127.6/127.0 Medium

2011年に購入し今でも現役のボールペンです。
クリップにはサビが見られますね。
現在は芯をM(中字)のゴリアットカートリッジに交換しています。
芯の名前がとてもカッコいい…
小さくてさっと書きやすいのでバッグに常に入れてメモを書くのに使ったり、送り状の宛名書きで使うのに重宝しています。
中字ということもあるのでしょうが、複写式の伝票にはこのボールペンが書きやすい!
ノック式でもカチッと鳴らず、スッと出るところがかなり好きです。

感想

中字ということもあり粘度高めにしっかりと文字が書けます。
筆圧によって文字の太さが変わりますが、あまり弱いと掠れることがあります。
ペリカンに比べるとこちらの方が黒の色が濃いです。
軸が細く手汗でちょっと滑りやすいですね。

LAMY 2000 L401(アクロインキ)

LAMY 2000 L401

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
21.82 12.1 138.8/136.3 0.7

2013年に購入。
以前ブログで紹介したアクロインキをセットした4色ボールペンです。
のんびり手帳を書くときやメモ書きに使っています。

感想

アクロインキということもあり、LAMY本来の油性インクとはだいぶ違います
サラサラと軽い筆圧で文字が書けるのでたくさん字を書くときでもあまり疲れません。
軸はヘアラインの入ったマットな握り心地で手に馴染みます。
若干クリップの角が痛い

PILOT 4+1ウッド

4+1ウッド

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
26.30 14.1 148.3/151.4 0.7

2022年現在、手帳の記入やノートをとる時にメインで使っているボールペンです。
似たものにジェットストリームのピュアモルトがあり、以前使っていましたがグリップの形状と黒インクの色でこちらの方が好みです。
この「4+1ウッド」だとグリップにくびれがあって握りやすく滑りにくいので気に入っています。

感想

軸が太いため重く感じるボールペンですが、木のグリップでしっかり握りやすく書きやすい。
手の大きな方や太いペンが好きな方にオススメ
握り心地に関しては、ジェットストリームのピュアモルトと比べて自分に合う方を選ぶと良いでしょう。

ジェットストリーム ラバーボディ

ジェットストリーム ラバーボディ

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
11.45 11.2 141.5/138.8 0.7

最近、ホームセンターで見付けて書きやすそうだと思い購入。
通常のジェットストリームの単色のものと違い、全体がゴムに覆われたモデルです。
握りやすくてさっと書きやすいので主に外出時のメモに使っています。

感想

全体がゴムで覆われていて握りやすく疲れづらい。
加水分解でゴムがどうなるか気になりますが手に汗をかいても滑りにくいです。
サラサラと書きやすいジェットストリームのインクですね。

個人的なジェットストリームインクとアクロインキの違い

正直ブラインドテストであれば書き味で違いは分からないと思います。
同じ筆圧で書いていると若干アクロインキのほうが掠れやすい印象ですね。
同じ黒のインクでも光の角度でジェットストリームのほうが赤味のある茶色に見えます。
アクロインキは常に黒で反射(テカリ)は少ない感じ。

三菱鉛筆 SA-S

三菱鉛筆 SA-S

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
8.14 8.0 149.6/153.5 0.7

ザ・昔ながらのボールペンです。
小さい頃、家のペン立てにはこれがあった記憶があります。
見た目がほぼ同じの「SA-R」とは先端の口金が金属かプラの違いです。(SA-Sの方が金属製の口金)
野帳への記入やしっかりした筆圧で荒く使いたいときにはこのペンを握っています。
ついついペン先に「はー」っと息を吹きたくなります。。

三菱鉛筆 SA-S

感想

硬い」です。
軽い筆圧ですとしっかりした字は書けないです。
ある程度の筆圧でビシッと書くとキマりますね。
インクの色も若干薄め(ペリカンと849の間ぐらい)。
好きな人は大好きな昔ながらの油性ボールペンです。
手帳やノートで使うときは筆圧が強いと紙がヘコむので下敷きを使うことをおすすめします。

三菱鉛筆 ニューライナー SN-80

三菱鉛筆 ニューライナー SN-80

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
6.0 8.4 145.2/144.1 0.7

こちらもザ・ボールペンです。
虚飾を排したシンプルなノック式ボールペンで軽く安く荒く使えるボールペン。
野外でメモ帳や野帳、携帯用の手帳と一緒に使っています。

感想

先程の「SA-S」とほぼ同じ書き味ですが、こちらの方が重量が軽くより軽快な書き心地です。
ノック式も相まって普段使いに最適。
気に入ればセット買いがオトクです!

TRC ブラスボールペン

TRC ブラス ボールペン

重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜) 芯の太さ
15.66 10.5 99.3/139.5 0.5

TRC ブラス ボールペン

トラベラーズノートに常に挟んでいる油性ボールペン。
雰囲気が良くてグッときますね。

感想

ニードルポイントかつ油性で0.5より細く書けるように思います。
カリカリと固めの書き味で手帳など細かいところへの書き込みがしやすいです。
筆記時のグリップにあたる部分は木製で細く、丸軸の鉛筆と同じ7.5㍉。
見た目も雰囲気も握った感じも好きなのですが、使ったあとに手に真鍮の匂いがつきます。

油性ボールペンと上手く付き合うためのポイント

昨今のゲルインクボールペンに慣れていると、油性ボールペンが書き辛いと思うことがあります。
油性ボールペンを使う上での気を付けるポイントを紹介します。

・書き出しは掠れることがあるので、掠れさせたくない場合は先に別の紙に書いてから書き始める
・書いているとインク溜まりが起こるので都度別の紙やティッシュで拭き取るようにする
・気温の低い環境では書き味が変わるので、ポケットに入れておくなど多少温めておくと書きやすい
・ある程度の筆圧が無いとしっかりインクが乗らないので、硬筆用の下敷き等を使う
・つい筆圧が強くなるのでノートや手帳では下敷きを使いましょう
・加圧式のペン以外は絶対に上向きで使用しない
・長期間放置していたボールペンはリフィル交換必須

計測結果まとめ

名称 重量(㌘) 軸系(㎜) 長さ(収納時/筆記時㎜)
ペリカン K800 26.70 12.6 138.9/142.2
カランダッシュ 849 15.40 8.2 127.6/127.0
LAMY 2000 L401(アクロインキ) 21.72 12.1 138.8/136.3
PILOT 4+1ウッド 26.30 14.1 148.3/151.4
ジェットストリーム ラバーボディ 11.45 11.2 141.5/138.8
三菱鉛筆 SA-S 8.14 8.0 149.6/153.5
三菱鉛筆 SN-80 6.0 8.4 145.2/144.1
TRC ブラスボールペン 15.66 10.5 99.3/139.5

おわりに

手汗や水に強い油性ボールペン。
加圧タイプなら使用環境にも左右されずとても強いです。
低粘度タイプだと紙質によっては経年での裏抜け等も気になりますがそれはそれ、これはこれですね。

最近のゲルインクボールペンに慣れている方ですと昔ながらの油性ボールペンを使う機会も少ないと思います。
書き出しで掠れたり環境に左右されやすい油性ボールペンの良さや味もあるので是非一度は使ってみてほしいです。

これからも油性ボールペンは毎日使っていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました